(84) 百済寺樽「特別純米 僧坊酒」

今宵の滋賀酒はこちら。喜多酒造さんの百済寺樽「特別純米 僧坊酒」です。

「僧坊酒」というのは、仏教寺院が高い文化をリードして来た古来より続いた各地の銘酒で「百済寺(ひゃくさいじ)」もその一つだそうです。

權座もそうですが、喜多酒造さんではいろいろなプロジェクトを手掛けておられますね。

「權座」と同じように、甘くて濃~いお酒なのでしょうか?

・・・と思ってグラスを顔に近づけてみると、どちらかと言えば少し冷ややかな感じのする香り。あれっ、全然違うかも。

早速いただいてみると、一瞬の口当たりはまろやかなんですが、すぐにピリッとした酸味が来て、さらにしっかりとした辛みが押し寄せます。おっと、辛いんだ!

のどごしも辛みがすっと駆け抜けて行き、後味は辛口らしくスッキリとしています。

玉栄の旨みを携えた辛みをしっかりと味わえる、いろいろな料理にマッチしそうな美味しい辛口酒でした。

ちなみにぬる燗にもしてみましたが、甘みと旨みがぐんと増しますので、お燗に軍配を上げる人も多いのではと思います。

加藤酒店さんの評では「444年の時を経て復活した清酒の起源と言われる僧坊酒。百済寺町で丁寧に育てられた酒米「玉栄」を使用し喜多酒造でじっくり醸されました。幕府や朝廷に献上愛飲された幻の銘酒を是非お楽しみ下さい」とのことです。

結局、予想はハズレ(笑) きりりとした美味しい味わいの辛口のお酒でした。戒律の厳しいお寺さんのイメージですね♪

  • ひゃくさいじたる
  • 精米歩合 : 60%
  • 酒米 : 滋賀 玉栄
  • アルコール:16%
  • 価格 : 720ml 1,485円

今日も、美味しい滋賀酒に感謝♪

お酒の美味しさの判断は人それぞれ。以下は管理人の個人的感想です。

・甘みの強さ:★☆☆
・辛みの強さ:★★☆
・酸味の強さ:★★☆
・香りの強さ:★☆☆
・味の濃さ :★★☆
・美味しさ :人それぞれ

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